読書会の記録(18.7~19.12)

埼玉県大里郡寄居町で開催した読書会の記録です。

第8回読書会 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』無事終了いたしました。

f:id:yoriidokushokai:20190217201755j:plain

 

ヘルマン・ヘッセ車輪の下』読書会、無事終了いたしました。

今日は6名の方にお集まりいただきました。

以下、皆様の感想です。
----------------------------------
M.K
14歳の少年時代を思い出しながら読みました。臆病なハンスにいらいらしつつ、昔の自分にもいらいらしていたりして。ドイツ文学の王道を久々に楽しみました。

M.M
主人公ハンスの少年時代を描いた小説。散文であったが、私には散文としか読めず、もっと各人とのからみをより掘り下げた面白いストーリーであってほしかった。

M.S
ハンスは、死ぬべくして死んだのだなと思った。

N
しょっちゅう、頭痛に悩まされている青白い、孤独な少年ハンスの短い一生の物語。可哀想だった。「おやすみ、ハンス。もう苦しまなくていいんだよ」と言ってあげたいです。

S
親や教師など大人の期待に‟自分”を失ってしまったのではないかと思うと、ハンスがかわいそうで仕方ない。。。ずっと頭痛に悩まされていたところが特に印象に残っています。

shiba
青春の挫折の話。将来に向かって努力するには過去の苦悩が重すぎた。子供は子供なりに、自分はもうおわった、もうだめだと思ってしまう。大人からみたら、まだまだ何度もやりなおしが可能だと思えてしまうが、子供の主観上では、もうだめだ、疲れたと思ってしまうのだろう。
・内向的で繊細な人間の心理は、事件とかが少ないので、読むのにも繊細さが要求されて少々疲れる。
・しかし、とにかく主人公が若すぎて、大人になり切ってしまった自分には物足りなさを感じる。文章が淡い感じがする。
----------------------------------

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

 

会が終わってから、ハンスの事を考えつづけていたら悲しくなってしまいました。

ハンスは一体、どうしていたら良かったのでしょうかね。

 

さて次回は3/3(日)夏目漱石夢十夜』です!楽しみです。