お茶の水の「喫茶 穂高」
(調べたら、彦治民芸様の『宝犬』でした。かしげた首が可愛らしい・・・)
その日は仕事の集まりがありとても緊張していたのですが、「喫茶 穂高」に小一時間ほど滞在したら気持ちがスーッと楽になっていました。
店内は緑色のビロードのゆったりとしたソファーで、照明はやや暗め。(店主と思しき方が、あまり明るい照明が好きではない、とお話されていたのが印象的でした)
窓際に置いてあった犬の置物とぐみの木が可愛いらしかったです。私は犬には目が無くて。いつまでも眺めていました。
そして時計の音が昔ながらの「ゴ~ン」と鳴るやつで。あの音はいいですね。
何だか持って来た本を読む気にもなれず、 ただただぼーっとしていました。
勿論コーヒーも美味しいのですが、喫茶店というのは飲食物だけでなくて、そこにある全てのものがその店を形作っているのだなあ・・・と思いました。