10月14日(月・祝)の読書会について
■10月14日(月・祝)の課題本は、芥川龍之介「秋」にします。
■今回は参加者の方に「秋」をイメージして、何か一作品紹介をしていただきます。
・秋に読みたい本
・秋っぽい小説
・秋を思い出す物語
等々、何でも構いません。
「秋」からイメージして、何か一つご紹介ください。
またその際、
・どんな作品なのか
・どんなところが「秋」なのか
などを簡単にお話しいただければと思います。
媒体は、本/漫画/写真集/雑誌、また映画や音楽でも大丈夫です。
(音楽の場合、事前に佐藤にご一報いただき、CDをお持ちいただければ1曲流します。)
もしどうしても紹介するものが無い場合、他の人の紹介を聞くだけでも大丈夫です。
よろしくお願いします!
【概要】
日時:10月14日(月・祝)14~16時
課題本:芥川龍之介『秋』
場所:着物リメイク、洋服リフォーム工房兼ショップ「アトリエ・リカ」
〒369-1203 埼玉県大里郡寄居町寄居973-1
募集人数:7名程度
参加費:計算中(1000円未満におさめる予定です)
【流れ】
1、自己紹介
2、芥川龍之介『秋』の感想
3、フリートーク
4、「秋」をテーマに本の紹介
5、解散
【問合せ・申込】
ictsiagc.tmiasb@gmail.com までご連絡ください。
HPの「申込・問合せ」フォームからも申し込みできます↓
https://yorii-dokushokai.jimdofree.com/
その辺でお会いしたら、口頭でも大丈夫です。
ヘミングウェイ『老人と海』読書会、開催終了いたしました。
ヘミングウェイ『老人と海』読書会、開催終了いたしました。
4名の方に集まっていただきました。
残暑厳しいなか、ありがとうございます!
下記、みなさまの感想です。
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M.K
人々が求めているような、物語の形なのかな、と思います。
続編として「少年と海」なんてあったら読みたいかな(笑)
M.S
老いにも、痛みにも、海の上の孤独にも屈しないサンチャゴ…。
強いなあ、と思いました。
N
サンチャゴの、マカジキとの苦闘は、徒労に終わってしまったかのように思えるけれど、それでも彼はそれほど落胆せず、むしろ満足しているのかもしれないと思った。
年老いても自分に負けずに最後まで戦ったから。
S
少年に見守られながらライオンの夢を見るサンチャゴ、どうかそのまま穏やかな老後を過ごして欲しい…。
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「マッチョ」「ハードボイルド」「海の男」「男のロマン」といった、力強く、こってりとした?イメージが皆様からあがりました。
小説の最初、入りづらかった、昔読んだとき(今も)あまり響かなかった、などなど、少々とっつきにくい作品でもあるようです。
マノーリンとの心温まるやり取りをお好きな場面にあげた方が多く、サンチャゴが帰って来て、本当に良かったなあ…と思いました。
悲しい最期を迎えたヘミングウェイ。「強さ」「男らしさ」は、心のうちに潜む「弱さ」からくる反動なのかもしれない、とも思いました。
今回時間の配分が甘く、作家の生涯を読めず…。失礼しました。。
もう少し確認するようにします。
下記、次回以降の開催予定です。
■ 9月29日(日)14~16時
課題本:新美南吉『ごんぎつね』
場所:寄居町立図書館2階アトリエ
〒 369 1203 埼玉県大里郡寄居町大字寄居1296-1
■10月14日(月・祝)14~16時
課題本:未定
場所:着物リメイク、洋服リフォーム工房兼ショップ「アトリエ・リカ」
〒369 1203 埼玉県大里郡寄居町寄居973-1
寄居読書会第15回:8月25日(日)ヘミングウェイ『老人と海』
15回目、開催します!
期日:8月25日(日)14時~16時
場所:寄居町中央公民館 2階和室B ←場所を変更しています
〒369-1203 埼玉県大里郡寄居町大字寄居1300
募集人数:7名程度
参加費:お茶菓子代200円
【申込方法】
ictsiagc.tmiasb@gmail.com までメールを下さい。
HPの「申込・問合せ」フォームからも申し込みできます↓
https://yorii-dokushokai.jimdofree.com/
【当日の流れ(予定)】
①自己紹介
②順番に感想を言う
③それぞれの疑問に思ったこと・皆と話したいことについて、話し合う
④解散
【準備してきて頂きたいこと】
・ヘミングウェイ『老人と海』(福田 恆存 訳)をご用意ください。
・課題本を読んできてください。
・読んで疑問に思ったこと・他の参加者と話したいことを、何となくでいいので考えてきて下さい。
向田邦子『思い出トランプ』読書会、無事終了いたしました。
向田邦子『思い出トランプ』読書会を開催しました。
5名の方にお集まりいただきました。ありがとうございます!
下記、皆様の感想です。
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M.K
昭和の家族、時代を感じました。
短い文章の中に濃い人間模様が描かれていて、巧いなと感服しました。
若干ホラー。
M.M
向田さんのこの小説、ほぼ私の少年時代である。家族が固くあり、また、貧しい時代であったが、夢もある「三丁目の夕日」時代である。
反面、人間の本能のままの、規制の無いなんでもありの、スキャンダラスな時代でもあった。
「思い出トランプ」は、その日常描写が面白く、想像もたくましくしてくれた。
M.S
家族や夫婦のリアルな秘密を沢山垣間見てハラハラしました。
他人どうしが家族になるんだなあ…と実感。
N
人は皆、心の中にだれにも言えない秘密を持っているのかな、と思いました。
男女関係の描写が、激しさを感じない分、どこかもの哀しい感じがしました。
S
隣の家の秘密をぬすみ見てしまったような感覚。
昭和を感じた。奔放で、だけどどこか息苦しい。
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今回の課題本は、参加者の方のリクエストでした。
向田邦子が飛行機事故で亡くなる直前の短編集で、家族や夫婦を題材にしています。
結構えぐいエピソードもあって、どんな感想が出てくるのかな…と期待と不安があったのですが、皆様それぞれに響くところがあったようで、お話を聞くのがとても楽しかったです。
あがった話題は、
・夫婦間で、みなまで言わず、心に秘めておく感じは今の時代とは違う。
・秘密めいたものを持っている美しさ
・お妾さんが当たり前にいた時代…男の勲章!?女性の経済状況もあってのこと
・女の人の動物/生物としての強さ
・コンプライアンス的にアウトな内容
・向田邦子はホームドラマのイメージだったが、「思い出トランプ」は裏の部分、陰のある感じ
・「かわうそ」の厚子が怖い…
などでした。
今回はまちタネ!内の「ネコオドル」様での最終開催となりました。
会場を快く貸して下さった店主さま、ありがとうございます!!
「ネコオドル」は、また新たな場所で始められるそうです。
次回は8/25(日)14時~ ヘミングウェイ『老人と海』です。
会場は近日決定予定です。
すでにお申込みをいただいている参加者の方には、会場決定次第、私からメールをいたします。
寄居読書会第14回:7月21日(日)向田邦子『思い出トランプ』
14回目、開催します!
【開催概要】
期日:7月21日(日)14時~16時
課題本:向田邦子『思い出トランプ』
場所:本屋ネコオドル
駅前交流施設「レンタルベースまちタネ!」内
〒369-1203 埼玉県大里郡寄居町寄居1214−3
募集人数:7名程度
参加費:お茶菓子代200円
【申込方法】
ictsiagc.tmiasb@gmail.com までメールを下さい。
HPの「申込・問合せ」フォームからも申し込みできます↓
https://yorii-dokushokai.jimdofree.com/
【当日の流れ(予定)】
①自己紹介
②一番好きな短編と、感想をそれぞれ話す
③好きな短編として多くあがった作品を朗読する
③自由にお話
④解散
【準備してきて頂きたいこと】
・向田邦子『思い出トランプ』をご用意ください。出版社、形態は何でも構いません。
・課題本を読んできてください。
・『思い出トランプ』は短編集のため、一番好きな短編を選び、感想を考えてきてください。
※今後の予定です
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■8月25日(日)14~16時
課題本は近日中に決めます。
谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』読書会後記
本日、『猫と庄造と二人のおんな』読書会を開催しました。
3名の方にお集まりいただきました。
下記、皆様の感想です。
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M.K.
ボードレールの猫がファム・ファタル的な象徴であって、猫が上手に使われている小説なのかなと思いました。面白かったです。
M.S
仕事が出来なくても家庭を支えられなくても、愛猫だけはもっと大事にして欲しかった。
リリーは本当のところ、何を考えているのか…
N
カインズホームで猫のトイレとトイレの砂、キャットフードを買って、タイムマシンに乗って月イチで品子さんに持って行ってあげたい。
S
リリーはファム・ファタルかもという意見に納得。一匹の猫に翻弄されている人間たちの滑稽な物語。
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今回は参加者の方のリクエストでした。
参加者それぞれ、これまで谷崎作品に触れてきて、倒錯的な作風のイメージを持っていた方が多かったようです。
ですが今回の『猫と庄造と二人のおんな』はまるで喜劇のようで、こんな面白い作品も書いていたのか、といった声があがりました。
また、猫を実際に飼っていないと分からない、細やかな猫のしぐさ、特徴も多いようです。いつも野良猫を指をくわえて(?)見ているだけの私にとっては、まだまだ謎な部分が多く、羨ましくもあります。
庄造について、冷たくもなく、熱くもない、だれも一途に愛した事が無いんじゃないか、という意見がありました。
庄造は、「低能児」なんて言葉で表されていて、何というかとても哀れな存在です。
庄造のような人は、いったい何を軸にして生きているのでしょうかね。
また、それぞれ印象的だったところを朗読していただきました。
下記、皆様の朗読部分です。
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・品子のもとにリリーが帰ってきて、品子に愛情表現をし、品子の気持ちが変わってゆくところ
・品子にも、福子にも、母親にも分かってもらえない淋しい気持ちを、あの哀愁に充ちたリリーの眼だけがほんとうに見抜いて…のところ
・僕リリーとは屁まで嗅ぎ合うた仲や、のところ
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読み返してみると、微妙な心の動きが本当によく書かれていて、凄い小説だなあ・・・と思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
次回は7/21(日)、向田邦子『思い出トランプ』です。楽しみです!