武者小路実篤『友情』無事終了いたしました。
武者小路実篤『友情』、無事終了いたしました。
4名の方にお集まりいただきました。感謝いたします!!
以下、皆様の感想です。
------------------
M.M
恋は盲目、野島の恋は異常なまでの盲目、妄想。
思春期のピュアな男は、かくまで女のとりことなるのか?
M.S
野島、仕事頑張れ。
N
これでは、杉子さんに選ばれないのも無理はない。と思える野島くんですが、片思いでもこんなに苦しむのは、激しく人を恋することができることの証明では?
今度は相思相愛の恋ができるといいですね。
S
「片思い」ではなく「友情」
今は深く傷つけあってしまったけれど、いつか「あんなこともあったね」と笑い合える友であってほしい。
------------------
今回の課題本は『友情』。
岩波文庫の表紙によると、「主人公野島とその親友大宮における友情と愛の相克」だそう。
野島の膨らみ続ける妄想や女性観に、驚きと憤怒、そして笑いの声がいくつかあがりました。
「野島語録」が作れそうですよね。
皆様の感想でもあがった、「なぜ大宮はあんな形で報告したのか」という点。
本当に、今だったら考えられないです。プライベートな手紙を雑誌に公表するとは。
卓球美少女、杉子さんもいい迷惑です。
でも「当時とは感覚が違った」「そうすることで野島が世間から注目を浴びるから」などなど、皆様の考えを聞いて、なるほど~!と発見がありました。
また、参加者の方に「友情」についてお話していただきました。
それぞれにとっての「友情」のお話が聞けてとても興味深かったです。
私は自分でテーマを設定しておきながら、うまく言葉に表せませんでした。何だか言葉がすべってしまって。
本当に考えていることを探り当てて言葉にするのは、難しいです。
今回は、埼玉の毛呂山町に、武者小路実篤発案の「新しき村」があることにちなんだ、
参加者の方のリクエストだったのですが、近くに住んでいながら全く知りませんでした。
「自給自足の生活」。40年かかりながらも、実現した人達がいたのですね!